みなさん、こんにちは!このページでは、がんになった時、 地域の中でどんなサポートを受けることができて、どんな風に相談ができるのか、 病院や地域の各専門職がご紹介します。
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<患者紹介>
主人公は、清東さん、70代の女性です。主婦ですが農家の嫁として夫を支えながら暮らしていました 長女・長男二人の子供たちは遠方で世帯を持ち過ごしています。最近咳が多くなり、病院で調べてもらおうと受診したところ…医師から肺にがんが見つかったと告げられました。
清東さんがどのような時期にどのようなサポートが受けられるのか、 <診断・治療の時期>、<再発・治療の時期>、<エンド・オブ・ライフの時期>に分けてご紹介します。
<診断・治療の時期>
診断時には心に大きな衝撃を受けるとともに、お金についての悩みや、仕事や家庭のこと、治療のことなど、 たくさんの心配や不安、悩みが出てきます。お一人で悩まず、家族や知人、医療スタッフと一緒に解決策を考えていくことが大切です。
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病院の相談窓口について
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患者カフェについて①
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セカンドオピニオンについて
<再発・治療の時期>
治療の結果、異常がない寛解の状態や、完治される方もいらっしゃいます。しかし残念なことに、再発や転移などが出現することもあります。
心身の様々なつらさについて、薬剤師さんや緩和ケアチームなどを積極的に頼るのも重要です。また、ご自宅での生活をサポートするスタッフも、地域にたくさんいます。
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お薬について
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緩和ケアチームについて
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緩和ケア外来について
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訪問看護について ①
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訪問リハビリについて
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自宅療養のサポートについて
<エンド・オブ・ライフの時期>
悲しいですが、清東さんに積極的ながんの治療が難しくなってくる時期が訪れました。つらい症状を軽減させる支持療法や緩和ケアが中心となっていきます。
この時期には、大切な時間をどこで誰とどのように過ごすのかを考え、 その時々の状況に合わせて、自宅で過ごすためのサポートや、緩和ケア病棟を利用していきます。
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訪問診療について
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緩和ケア病棟について ①
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緩和ケア病棟について ②
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チャプレン(病院付きの牧師)について
そして、人生を全うし清東さんは最期を迎えられました。清東さんが旅立たれた後、ご家族やご親族の悲しみの時期が訪れます。
この時期には、自宅であればそこで関わってくださった訪問の先生や看護師さんが、緩和ケア病棟であれば遺族会、地域のカフェなどがお手伝いさせていただくことができます。
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患者カフェについて②
緩和ケアは「病状が重くなってから」「病院で」のみ受けられるものではなく、 「病気がわかった時から」「お家でも」利用できるものです。住み慣れた地域の中でご自分らしく日々を暮らしていくために、
痛みやつらさ、不安や悩みを一人で抱え込まず、ぜひご相談下さい。